古代インド占星術の面白さ〜出生図に流れるエネルギー

古代インド占星術

古代インド占星術に惹かれるきっかけとなったのは、出生時間を日本時間からインド時間に変えたことで、自分のラグナが「獅子座」から「双子座」に変わったことでした。双子座ラグナが自分自身を言い当てているなぁと感じたからです。それまでのインド占星術の方法(日本時間)で出生図を作成し、そして、自分のラグナが獅子座だと知った時、「あっ、そうなんだ、意外だな」という印象を持ちました。獅子座は、「キング」「王様」です。もしかしたら、自分自身が気付いていないだけで、獅子座の要素が、私の潜在意識の中に隠れているのかなぁと思ったものです。少なくとも顕在意識ではピンと来ませんでした。ただ、ラグナというのは、「自分自身」を表わします。ですので、ラグナが表す性質を潜在意識の中まで探っていって見つける類いのものではありません。普通は、いくつかの特徴に対して、「ストンと腑に落ちる」ものです。自分のことはある程度、わかっているものだと思います。例えば、小学生の頃、学芸会で白いシーツをかぶって牛の足を演じた私が、獅子座ラグナだろうか?と。「踊る阿呆に見る阿呆」を選択するならば、絶対「見る阿呆」を選ぶ私が、獅子座ラグナだろうか?と。

一方、古代の方々は、遠く輝く双子座の星座群を、若い男性が知恵袋のような本を持ち、若い女性はハーブや植物を持っているカップルの姿形に見えたそうです。双子座にラグナを持つ方の特徴の一つに、「好奇心が強く、色々なことに興味関心を持つが、熱しやすく冷めやすい」という点があります。まさに私です。ただ、私の場合、双子座の支配星の水星が減衰しているため、ちょっと変わった出方をしていますが、私の基本的な資質をラグナがよく表わしていると思います。興味を持ったことへの調べ物が大好きですし、書くことも大好きです。双子座ラグナのキーワードは興味関心、好奇心です。

このように王様を表す獅子座ラグナと若い男女のカップルを表す双子座ラグナの性質は、全く異なります。少なくとも私の場合は、出生時間をインド時間に修正したことで、ラグナが合っているなぁという感覚を得ることが出来ました。
 
もう一つ、自分のラグナが双子座であるな、と感じさせてくれた古代インド占星術の独特な考え方があります。それは、「ラグナの部屋は、ラグナの望みを叶えるために、7番目の部屋のエネルギーを必要とする」という考え方です。私の場合、双子座の好奇心を叶えるために、(双子座から数えた)7番目の射手座のエネルギーを必要とする、と考えます。射手座には、理想や完璧を求めるエネルギーが流れています。理想や完璧を求めるエネルギーとは、師匠や専門的な知識を求めるエネルギーとも言えるでしょう。つまり、双子座の好奇心を満たすために、射手座のエネルギー(師匠や専門的な知識)を必要とするわけです。占星術についても、様々な師についてきた私を良く表していると思います。

例えば、蟹座がラグナの方は、純粋な愛、心の安らぎを求めます。しかし、その心の安らぎを得るには、7番目の山羊座のエネルギーを必要とします。山羊座には、仕事・真面目さ・責任感といったエネルギーが流れています。蟹座ラグナの方は、会社員として黙々と仕事を続ける方が意外に多いのではないでしょうか。

こうして見てみると、古代インド占星術の面白さは、単に出生時間をインド時間に修正するというテクニカルなところにあるのではなく、惑星のエネルギーはもちろんのこと、星座のエネルギー、アスペクトのエネルギーなど様々なエネルギーを感じながら、出生図を見て行くところにあるなぁ、と改めて気付かされます。

人間を含むこの宇宙に存在する全てのものは、エネルギーを放出し、そして互いにそのエネルギーを受け取っています。互いに生かし生かされているのです。そのエネルギーの作用が、たった一枚の出生図の中に映し出されているなんて、本当に神秘的です。



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