今回は、1-7軸を、ラグナ天秤座金星、7室牡羊座木星という惑星配置(出生時間をインド時間に修正した出生図)で、夫婦関係について考えてみました。この惑星配置を取り上げたのは、金星(金星が定座の天秤座)と木星(木星と相性の良い牡羊座)が、それぞれの惑星のエネルギーを発揮しやすいため、「夫婦仲がよくない」傾向がわかりやすく表れるからです(ラグナと7室が入れ替わった場合も同様です)。
さて、世の中には、様々なカップルがいます。「蓼食う虫も好き好き」と言いますので、相談されないかぎり、ほっとけば良いのですが、一方で、互いに「真綿で締め付けあっているような」カップルを見るにつけ、なぜ離婚してすっきりしないのだろうか、という素朴な疑問が出てくるのも自然なことかと思います。
元々、ラグナ天秤座に金星のある方は、とても華やかな方です。ファッションセンスはよく、美的感覚、芸術的センスに恵まれます。出生時刻がわからないので、「ハウス」は特定できませんが、例えば、わかりやすい例を挙げるとすれば、天才バイオリニストの五嶋みどりさん、2021年ショパンコンクール第2位の反田恭平さん、今年のショパンコンクール第4位の桑原志織さんの金星は天秤座にあります。ただ、ここでは詳しく触れませんが、天才というのは、努力する天才でもあるため、単に金星が天秤座や牡牛座に在住するだけでなく、その金星にラーフや火星、太陽などの凶星が絡んでいらっしゃるのは、面白い特徴です。
さて、話を戻しましょう。ラグナ天秤座金星を持っていらっしゃる方は、自身が金星のような方ですので、社交の場が好きですし、人生を楽しもうとされる方です。話題も豊富ですので、一緒にいて楽しい方。そう、だから異性にとてももてるのです!
一方、7室に木星があると、厳しく神経質な先生みたいな方がパートナーとなります。その木星が牡羊座にあると、木星が木星らしく振舞え、厳しさや神経質さの度合いも強まるわけです。
もうこの時点で、ラグナに金星をお持ちの本人が、7室木星のパートナーと合うはずがないことがおわかりいただけるかと思います。
それでは、なぜ別れないのか?それは、この出生図を持つ本人にも、7室木星からのエネルギーを受けて、教師のような「モラル」、「道徳」のエネルギーが流れているためです。つまり、ご自身の中に、「一度、結婚したら、一生添い遂げなければならない」という考えが生まれやすいのです。社会のルール、規範に縛られてしまうのです。もっと言ってしまうならば、世間体を意識してしまうため、離婚ができないのです。
ただ、本人はやはり金星が強いので、根っこは、チャラチャラと楽しく過ごしていたいという抑えがたい欲求があります。もし、このような方を上司に持つと、職場での教師のような厳しさと、忘年会でネクタイを鉢巻きにして踊ってしまう、そんな羽目の外し方をしかねませんので、そのギャップの大きさに驚かれるかもしれません。
単身赴任という形で働かれる方もいらっしゃるかもしれません。建前としては、「仕事」で別れざるを得ないという形をとりますが、本音は、口うるさいパートナーと一緒に暮らせない・・・
エドガー・ケイシーは、「結婚は魂の磨き合い」「離婚にも意味がある」と言っていますが、この世の中には、魂を磨き合うほど互いに近づくことができず、かつ、離婚しようにもなかなかできないカップルが存在するのは確かです。
実際に離婚をするかしないかは、1-7軸だけでなく、他のハウス(2室、6室、8室、12室)を見る必要がありますが、いずれにせよ、この1-7軸は結婚に悩みをもたらすことでしょう。
さて、私がこの惑星配置を持っていたら、どうするか?それは、2室、6室、8室、12室の状態をみて、やはりそこにも離婚を示す惑星配置があれば、離婚すると思います。つまり、離婚は、自分が生まれる前に、あの世で決めてきた、人生のシナリオの一部だと納得できるからです。また、世間体を気にしてしまって婚姻生活を維持していても、自分がストレスで病気になるだけだと思うからです。ラグナの金星は、本来、自分の能力を活かして楽しく生きていたい惑星なのですから。
仮に、1-7軸だけの問題であれば、この惑星配置を今生の自身のテーマとして受け入れていくのかなぁと思います。若い頃は、金星的な楽しみ(社交、おしゃれ、買い物など)を満喫しつつ、晩年は、木星的なこと(自然に親しんだり、スピリチュアルに関心を持ったり)を生活に取り入れ、でもたまに若い人と交流を持ちつつ、パートナーとつかず離れずの生活を送る、というのはどうでしょう・・・
言うは易し、行うは難しですが・・・


