土星、それは星一徹

古代インド占星術

ブログのタイトルを見ると、一体、何が言いたいんですか?との声が聞こえてきそうですが、まずは土星の説明をする前に、星一徹とは一体何者?というお話から。現在、50代後半から60代ぐらいの方が小学生だった頃、ほとんどの方がアニメ(漫画)「巨人の星」をご覧になられたのではないでしょうか。恐らく、当時は今ほどアニメの種類が少なかったこともあり、父が息子を英才?スパルタ教育?で育て上げ、巨人軍に入団させるというストーリーは、昭和の右肩上がりのイケイケの時代に非常にマッチしていたのが人気の原因ではなかったかと思います。今だったら、間違いなくお父さんの一徹は、近所の方に通報されて、児童虐待で現行犯逮捕されていたことでしょう。例えば、”大リーグボール養成ギプス”を筋肉が未発達の息子に装着させて練習させたり、ガソリンをかけ火をつけたボールを息子にノックし、サンダルで火の球を蹴り返させて、一塁方向へ送る訓練をさせたりしていたそうです(Wikipedia「星一徹」より)。むちゃくちゃです。当然、幼い息子の飛雄馬は父一徹を憎みますが、ある日息子は野球の楽しさに目覚め、巨人入団を決意し、それを受けて父親の一徹も、禁酒を宣言しお酒をやめ、息子に愛情を見せるようになったということです(Wikipedia「星一徹」より)。

土星もとても似たところがあると思います。土星は、今よりも将来の安心安全を大切にする星です。ですから、例えば、父親を表わす9室の支配星が土星で9室(保護者を意味する部屋)にいて、かつ3室に本人の心を表わす月がいたりすると(他の惑星の配置にもよりますが)、星一徹のようなお父さん(必ずしも手を上げるといった暴力を意味するわけではなく“困難、苦労、悲しみを与える”という意味です)によって、本人がとても苦しんでいると読むこともできるかと思います。

ただ、ここでのポイントは、父一徹の英才教育は、息子の“現在”ではなく、“将来”の息子のことを思っての行為だったという点です。一徹の立場から見ると、実は“深い愛情”に根ざした行為であったと捉えることができます。つまり、土星の重苦しいエネルギーは、少し先の将来を見据えた深い愛情をもたらすエネルギーであるという見方です。そして、本人がその試練・苦しみから解放されるのは、30代後半から40代初めぐらいだと言われています。土星が成熟する年齢が36年と言われているからです。この年齢を過ぎると、土星のネガティブな影響が緩和されるといいます。

ただ、土星のもたらす人生における困難、苦労、不安というのは、その人だけにしかわらかない辛さがあるのは間違いないです。幼児期・思春期の親から受けた苦しみや困難というものは、大人になってからもカサブタのように心の中から消えずに残ってしまいます。ただ、時間はかかりますが、もしかしたら、土星が自分のホロスコープを2周ぐらい(60歳手前ぐらい)しないと本当の意味では癒えないかもしれませんが、いつか”あんな時代もあったねと、きっと笑って話せる日”が必ず来るという点をお伝えしたいです。

タイトルとURLをコピーしました